08.05.24
d&b audiotechnikがArrayCalc 11.6を発表、AFMGのEASE 5への統合を合理化してシームレスな音響プランニングを実現。
d&b audiotechnikがArrayCalc 11.6をリリースしました。この最新バージョンは、業界をリードする電気音響シミュレーションソフトウェアのEASE 5と連携する大幅に簡素化されたインターフェイス機能を備えており、ユーザーがサウンドシステムと室内音響をモデリングする上でのワークフローがより効率化されます。
音響プランナー、オフィスコンサルタント、サウンドエンジニアのようなユーザーにとっては、ArrayCalc 11.6とEASE 5がつながることにより、ワークフローが大幅に簡素化されます。多くの時間を要し、エラーが発生しやすいと考えられていた従来のプロセスが、よりスムーズなエクスペリエンスに置き替えられることで、ストレスが軽減され、生産性が向上します。複雑でつまらないプロジェクトを簡単に片づけられるようになり、最新の機能でマニュアルタスクの負担が軽減されることで、ユーザーは創造性と正確さにさらに注力できるようになります。
ついにユーザーは、より豊富な情報を含むXLDファイル形式をエクスポートできるようになりました。これは、従来のArrayCalcとEASE間の連携において初となる大幅な簡素化と合理化ですを意味します。ArrayCalc 11.6からEASE 5への関連データの転送を容易にすることで、音響プランナーやサウンドシステム設計者の作業を簡素化するソリューションを提供するという当社の取り組みが強化されました。フロリアン・ハーン、d&b audiotechnikソフトウェア担当製品マネージャー
ArrayCalcの最新リリース、バージョン11.6では、d&bシステム設計に特化した高度なエクスポート機能が導入されています。XLD形式のシームレスなエクスポートが可能になり、関連するラウドスピーカー情報が1つのファイルに集約されます。このXLDテキストファイルには、ArrayCalcで設定されている、ラウドスピーカーのGLLタイプ(XSL LA.gllなど)、サウンドシステムの各要素の正確な配置、方向、遅延、レベル情報が含まれています。この機能強化により、EASE 5への連携プロセスが合理化され、ユーザーは包括的なXLDファイルをシミュレーション環境に直接インポートできるようになります。この新機能は、2024年2月にリリースされたEASE 5のR60アップデート以降でサポートされます。
さらに、プロジェクトにポイントソースグループが含まれている場合、グループ内の個々のポイントソースアイテムもエクスポートされるため、正確な描出が保証され、複雑なシミュレーションが簡素化されます。この統合されたアプローチにより、ArrayCalc 11.6は音響プランナーとエンジニアのワークフロー効率を大幅に向上させ、よりスムーズなコラボレーションとより正確なシミュレーションを可能にします。
EASEとArrayCalc間の統合ワークフローにおける最新の進歩は、ソフトウェアの相互運用性を強化し拡張するという当社の長期戦略の重要な要素です。これにより、当社の幅広いユーザー層の実際の作業が簡素化されるだけでなく、当社のサービスの価値も高まります。d&bとのロードマップにおける次の統合ステップを楽しみにしています。シュテファン・フェイステル氏、AFMGマネージング・ディレクター
ArrayCalc 11.6はすぐにダウンロードしていただけます。詳細については、次のサイトをご覧ください。
すべてのEASE 5ユーザーは無料でEASE5.60にアップグレード可能で、こちらからダウンロードできます。
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