ドイツのオーディオテクノロジー&ソリューションカンパニー、d&b audiotechnikは本日、同社の製品ラインナップに革新的な新製品、44Sラウドスピーカーが加わったことを発表しました。44Sはd&b初のフラッシュマウント可能なラウドスピーカーで、コンパクトかつハイレベルな音響性能とワイドでフレキシブルなマウントオプションを提供します。
「44Sラウドスピーカーは、限られたスペース、厳しい建築仕様や意匠の問題に悩まされるオーディオのプロにとソリューションを提供する、パワフルかつコンパクトなフラッシュマウント可能なラウドスピーカーであり、会場を問わず要求されるサウンドを提供します」とd&bプロダクトマネージャーのウォルフガング·シュルツは語ります。「ニアフィールドアプリケーションで柔軟に使用できる非常にコンパクトなポイントソースラウドスピーカーであり、業界の大きなニーズに応える可能性を秘めています。」
考え抜かれたウェーブガイドとバッフル設計により、垂直方向は強い指向性を確保しつつ、水平方向には、低周波領域まで非常にスムーズな指向特性を実現しています。90º x 30ºの指向性パターンは、サウンドを必要なエリアに正確に届けることが出来ます。
非対称なキャビネットデザインとオプションのバックボックスの組み合わせにより、5º刻みで±20ºのアングル調整が可能となっており、様々な高さのリスニングエリアに柔軟に対応します。また90°回転可能なウェーブガイドにより、同一の指向特性を水平設置と垂直設置の両方に適用できます。
10Dまたは30Dの固定設備用アンプとの組み合わせで、44Sはそれぞれ121dB、123dBのパワフルな出力を提供し、サイズに見合わないハイパフォーマンスを実現します。
「44Sの発表は、d&bにとって、固定設備市場への継続的なコミットメントの証であり、この革新的な製品を市場に投入できることを非常に誇りに思っています。また、市場がこれまでになく困難な状況にある今、柔軟で多機能なソリューションを業界に提供することは私たちにとって重要です」とシュルツは述べています。
44Sのキャビネットサイズは128 x 390 x 150mmで、4.5インチのネオジウムLFドライバー2基と、1.25インチのHFドーム·トゥイーター2基を搭載し、90Hz~17kHzの周波数特性を実現しています。