Diversifiedとd&b audiotechnikが、シアトルシーホークスとルーメンフィールドのために優れた最先端の技術的アップグレードを実現
2024年のNFLシーズンの開始に合わせ、Diversifiedは本日、シアトルシーホークスとの新しいプロジェクトが完了したことを発表し、ルーメンフィールドに最新のファンエクスペリエンスをもたらすことを中核とした、大規模な技術的アップグレードを行ったことを明らかにしました。Diversifiedが設計・設置した新たなサウンドシステムには、d&b audiotechnikの優れたラウドスピーカーシステムが搭載されています。スタジアムを訪れたシーホークスファンは、技術の粋を集めたこのサウンドシステムに驚嘆することでしょう。
Diversifiedが設計・設置した新しいオーディオシステムには、148台のd&b audiotechnikアンプにより駆動されるSL-SeriesおよびXSLi-SUBをはじめとする500台近くのラウドスピーカーが含まれます。これらのラウドスピーカーや他のd&bラウドスピーカーは、スタジアム全体に制御された均一な音を届けることができる点、音声の明瞭度を向上させられる点、インパクトのある低周波サウンドなどが評価され、選ばれました。
シーホークス、ルーメンフィールド、およびルーメンフィールドイベントセンターの技術担当副社長、チップ・サトルズ氏は、新しいサウンドシステムの目標はファンに焦点を当てたものだったと述べました。「私たちが優先したのは、PAシステムの明瞭さとカバー範囲を向上させ、アナウンスの明瞭度を高めつつ、スタジアム全体により均一に音を行きわたらせることでした。また、今や音楽もゲーム観戦の重要な要素であるため、構成にサブウーファーを組み込みフルレンジのインパクトある音楽でファンエクスペリエンスを向上させることも、同様に重要でした。」
シーホークスは、この大がかりなプロジェクトを実現するため、過去にいくつかのプロジェクトを委託してきたオーディオビジュアルおよびメディアテクノロジーソリューションの世界的プロバイダー、Diversifiedと手を組むことになりました。これらのシステムの設置にあたっては、大規模なカスタマイズが必要でした。Diversifiedとd&b audiotechnikは、新しいサウンドシステムの設計と開発に共同で取り組みました。この共同作業では、d&b R1リモートコントロールソフトウェアプラットフォーム内に、カスタマイズされたユーザーインターフェースを作成する取り組みも行われました。
雨や、腐食を引き起こす塩を含んだ沿岸地域特有の空気など、シアトルの自然環境の持つ要素にも対応する必要がありました。ベアード氏は「d&bは最も強力な耐候性テクノロジーをどこに導入するか特定するのを支援してくれました。」と述べました。
据え付けた設備には、d&b audiotechnikのKSLラウドスピーカー、XSLi-SUBが採用されています。これらは一貫した全帯域幅のパターン制御とインパクトのある低周波サウンドが決め手となって選ばれました。しかし、d&bのラウドスピーカーが生み出す優れた音響システムをもってしても、スタジアム全域やサポートが必要な様々なゾーンへのシステム設置は複雑であり、d&b audiotechnik ArrayProcessingを用いた最適化が必要でした。この最適化により、建物の自然な構造全体に均質に音声を届けることが可能になりました。
さらに、d&b ArrayProcessingは、雨の日も晴れの日も、ルーメンフィールド全体への音声の拡散を最適化します。「シアトルは季節による影響がかなりあることから、ArrayProcessingを用いて気象条件を補正します。サウンドシステムは暖かい夏と寒くて雨の多い冬に合わせて調整されます。」
フットボールシーズン開始に先立ち、据え付けの際に実施されたA/Bデモにおいて、新しいd&b audiotechnikサウンドシステムはその優越性を実証しました。このデモは、スタジアムの半分は既存の設定で、残りの半分は新しいシステムを装備して実施されました。
ルーメンフィールドの20周年を記念したシーホークス・ファノベーション・プロジェクトは、ファンのための取り組みと音質の新しい基準を打ち立てたことなど、スタジアムの歴史における重要なマイルストーンとなりました。この取り組みの中で実施された他のアップグレードには、新しいボウル照明、LEDエレメント、Amazonの「ジャストウォークアウト」店舗、スイートの改装、プレミアムラウンジやクラブスペースの刷新などが含まれます。
ルーメンフィールドのシステム設定について
Diversifiedは、ルーメンフィールドの主要システムに140台のKSLi8/KSLi12 SVS(スペシャルバージョンスタジアム)ラウドスピーカーと48台のXSLi-SUB SVSのサブウーファーを設置しました。上部のボウルフィルシステムには48台のVi8/Vi12 SVSが設置されています。Hawk's Nestは、6台のALi60 SVS SWRでカバーされています。さらに、スタジアム全体を十分カバーできるよう次のような、様々なポイントソーススピーカーが設置されています:66台の44S WR、10台のVi7P HWR(高耐候性)、8台のVi7P SWR(耐海水性)、20台の10S/10S-D HWR、76台の8S HWR、48台の5S HWR。アンプに関しては、Diversifiedは、105台の40Dアンプ、35台の5Dアンプ、8台の30Dアンプを設置しました。アレイはすべてd&b Audiotechnik ArrayProcessingで最適化され、4台のDS10 Audio Network Bridgesを通してネットワーク化されています。
シアトルシーホークスおよびルーメンフィールドのファノベーション・プロジェクトについての詳細は、こちらをご覧ください: