東放学園同窓生がd&bとともにカムバック
東京新宿区の近く、活気的な渋谷に位置する東放学園(英語名:Toho Gakuen Performing Arts College)を最近、米倉 慎一郎が訪れました。米倉は同校の古い同窓生でもあります。プロの音響コミュニティーの中ではむしろd&b audiotechnik Japanの代表として知られている米倉ですが、彼は1990年に東放学園を卒業し、それ以来同業者の間での評判を順調に高めてきました。「東放学園はもともと、1979年に東京放送が設立した学校であり、すぐに優れた教育施設としてその実力を証明しました」と彼は説明しています。「現在、キャンパス内には4つのカレッジが設置されています。東放学園専門学校(TG Media Training)、東放学園映画専門学校(TG Film Techniques)、東京アナウンス学院(TG Performing Arts)、そして東放音響専門学校(TG Sound Technicians)がそれにあたります。」
米倉が今回同校を訪問した目的は2つあります。1つめの理由は、同校が1年前に彼へd&b Q-Seriesシステムを発注したことにあります。彼はここで生徒たちに同システムの使用方法を伝授したいという強い意欲を示し、ここでの講習を提供することになったのです。「同校は常に高い評判を得てきました。私はここで第一流の教育を受けることができました。しかし、私がここで学んでいた当時から22年の年月を経て多くが変わってしまいました。そういったことから、最前線のサウンドリインフォースメント製品が与える現実的かつ世界的な視点というものを伝えることで何か恩返しをしたいという気持ちが強くなったのです。」「ラインアレイ理論、PAシステムが必要とされる理由について、そしてQ-Seriesに詳しい生徒のためにArrayCalcとd&b Remote networkの使い方についての講義を行なってほしいと彼に頼みました」とサウンドリインフォースメントの授業を担当する和田 一夫講師は米倉を招待しました。
和田講師は、丸1日かかって実施された同イベントについて感じることを以下のように述べました。「数年前、同校がシステムの購入を検討したとき、市販されており、商業用途で既に使用されているシステムを入手しようと努めました。これによって生徒たちは、同じ機器を使用しているレンタル会社から斡旋を受けることができるようになったり、将来、実際に仕事を探す場合に役立てるようになったりすることでしょう。d&b Q-Seriesは業界でもすでに高い評判を得ています。とは言うものの、当初私は他のシステムと比べて値段が高すぎるのではと考えました。しかしやっぱりその評判の高さにはかえられないと考え直し、昨年の購入にいたりました。同じお金を支払えば様々なシステムを入手できることがわかりました。そして、Qラウドスピーカーシステムのパフォーマンスは無類のものであり、ちょっとした機能がとても役に立つということを生徒たちは体験してくれました。」
和田講師の言葉が正しかったことは既に証明されています。「卒業生たちは、d&b ラウドスピーカーシステムを扱っているレンタル業者とともに仕事しています。そして、MSIジャパンや綜合舞台ですでに仕事をしている在校生もいます。」「若い、野心のあるサウンドエンジニアたちの熱意を目の当たりにすること。この代わりになるものは何もありません。これらの若者たちが近い将来、私の、そしてリスナーたちの耳のために素晴らしいサウンドを創り出してくれるのですから。皆のために優れたサウンドを創り出すこと、それが我々の目標です」と米倉も満足げに話しています。