Blackburnのコミュニティー教会d&bを採用する。
オーストラリアのメルボルンにあるブラックバーン郊外の静かな場所にOne Community Church (OCC)はあります。ここは新しくできたばかりですが非常に親しみ易い場所です。そして現代の生活様式を誰と、何をどうやって、どのように生きていくか等の疑問の答えをクリスチャン的解釈で探究し、人々を支えることに注力しています。教会は現代的な直線を基調とした建物で、メインホールは約500人を収容します。しかしながら、現代的な礼拝堂として使用する場合は、傾斜のある天井の構造によって厄介な音響屈折が生じてしまうため、包括的な拡声音による手助けが必要になります。 「我々は8年前から教会の人々と相談し、彼らの新しい場所に我々が提供できる最良アイデアを伝えてきました。」と語るのはメルボルンにある Dr Audio社のJordan Mitchell氏。同社は音響と映像に関連する施工を得意としており、このOCCに効率的な音響ソリューションを供給した会社です。「我々は最初に教会の人達と敷地全体に必要なシステムの推奨プランをまとめました。これはメインホールに必要な音響、映像、照明や会議室、休憩室、子供用の教育室、喫茶室と事務所も含んだ包括的なものでした。推奨したものは、当社が以前経験したオーストラリアの他の教会や、芸術文化ホールなどをベースにOCCに必要な要件を念頭に置きながら検討しました。推奨プラン提出後に教会は、当然ですが予算と効果について十分に検討した結果当社に将来的な進化を見据えた音響と通信機器に対応する基幹配線を含む推奨プランで注文をいただきました。」 建築側の音響改修も施工されましたが、OCCの場合若者向けのロックから静かめなアダルトコンテンポラリーに至るまで生バンドの音楽演奏があるためそれ以外にも何らかの対処が必要でした。「特に欲しいSPLの具体的な数値の要望はありませんでしたが、教会の裏は住宅地なので音を制御することが重要でした。」とMitchell氏。必然的に音響システムの選択とプランが非常に重要となります。「様々な選択肢から教会の建物を考慮し、様々な空間や最新のサービスが必要な若者のコンサート、劇場やスピーチの使用に耐えうる音響システムを念頭に絞っていき、最終的にd&b audiotechnikのラウドスピーカーシステムにしました。以前訪れた会場でそのクリアさ、多用途性、性能については既に知っており、これが今回のプロジェクトの要件にベストな結果をもたらす確信がありました。」 Mitchell氏は同国のd&b audiotechnikの総輸入発売元であるNational Audio Systems社のShane Bailey氏と連携し、同教会の幹部を地元で開催されたエリッククラプトンとはまた趣は異なりますがオーストラリアでは巨匠とも言えるギタリストTommy Emmanuelのコンサートに招き、実際に使用されている PAシステムを体感してもらいました。 国際的に著名なアーティストのコンサートを教会の人々は非常に楽しみながらその音を聴くことができました。「彼のパフォーマンスとシステムのパフォーマンスによってd&bを選んだことが間違い無かったと言う確信を皆様に与えてくれました。」 最終的に設置されたのは、d&bの施工用ラウドスピーカーQi-SeriesのQi1とCSAモードでフライングされたQiサブウーファーにE3をフロントフィル用に追加したシステムでした。全システムはd&bのD12とE-PACで駆動され、R1リモートコントロールソフトウェアでリモート制御されています。 Mitchell氏は、E3からの到達時間をメインシステムからの到達時間よりも若干早くするディレイ機能による効果を取り入れ、音像定位が礼拝エリアにあるように調整しました。 教会を代表してこのOCCプロジェクトをまとめたRoger Bently氏はその感想を「Dr Audio社の常に詳細まで配慮する仕事ぶりに感銘しました。そして Tim Keating氏とJoe Tular氏が我々のオペレーターにトレーニングを行ってくれたことで、業務がスムースに行えているとの報告も受けています。そしてこのPAシステムは忠実かつありのままの音を再生してくれます。」