プラネットシェイカーズが違ったエスプリをシェイク
メルボルンのダウンタウンにある、ダラス・ブックスセンターのプラネットシェイカー・シティ・チャーチがその名前を多彩に解釈、そして実践活気のある、成長まっただ中の教会として、プラネットシェイカーズはその現代的な讃美歌で世界的にもよく知られています。多くのツアーロックバンドがうらやむようなサウンドシステムで、ラッセル牧師とサム・エヴァンス氏の指揮によるそのパワフルなプロテスタント的なメッセージが戻ってきました。「信徒数がどんどん増えていく中、我々は2200名を収容でき、1階席と2つのバルコニーで成る礼拝場を所有しています。」とプロダクションプロデューサーを務めるダン・コーンウェル氏は述べています。「クリアで正確なスピーチを重要視しました。つまり、最大限の明瞭度が必要だということです。我々の礼拝のダイナミックさは主な音楽的コンポーネントとなっていることから高いSPLが要求されます。さらに信徒数の増加に伴って礼拝数も増えました。このため、安定的かつ一貫性のある使用を可能とするシステムが必要となります。」コーンウェル氏は、違った狙いも念頭に置きながらNational Audio Systems (NAS)のディヴ・ジャック氏に既存PAの交換に関する助言を受けました。「幅広い周波数スペクトルを通じてクリアで一貫性のあるカバレッジを確保すること、これがキー要因でした。ディヴはd&b audiotechnik V-Seriesを私に勧めました。そして、デモンストレーションを聞いて彼の意見が正しいことがわかりました。このシステムは我々の予想以上のものだったのです。」ジャック氏はドイツのd&b アプリケーションサポートに相談しました。「礼拝場内のバルコニー数、そしてこれらのバルコニーがステージの端まで広がっていたことは、数多くの課題を我々にもたらしました。バルコニーの前面がステージに対して厄介な反響音を発生することも考えられました。ミュージシャンたちはイヤーモニターを使用することもできますが、このような反響音は音像定位を濁った感じにしてしまうことがあります。ダイレクトなサウンドエネルギーをバルコニー向けにリギングし、システムフィルとディレイをうまく配置したことによってダン氏が求めていたものが実現できました。」V8、V12、V-SUBといったV-Series、B2-SUBを含むファイナルシステムだけでなく、Q-Seriesやd&b White rangeの5S、8Sラウドスピーカーがフィルとディレイを担います。NASの助けを得ながら、コーンウェル氏と彼のチームは、システム設置を請け負いました。「シェーン・ベイリー社長までもが手伝いに来てくれました。教会がなぜこのようにパワフルなシステムを求めているのか、そこに興味を持ったのだと思います。しかし、このシステムが正しく設置されるよう、入念にチェックしたかったというのもあったと思います。最終的に設置されたシステムからは、歪みが最低限に抑えられながら非常に幅広い周波数レンジが生み出されました。これはV-Seriesの最も顕著な特徴であり、このサイズのラインアレイにしてはより大きなシステムの可能性を全て秘めているとともに、その忠実性と高効率性で他のシステムを大きく引き離しているといえます。さらに、中央にフライングされたV-SUBクラスターはバルコニーの上部に非常にパワフルなローエンドでパンチを与え、さらに花を添えている。我々はこの新システムのパフォーマンスに非常に満足しています。我々と同じように強い情熱をもってソリューションを見つけようとする人々に出会えてとても光栄です。ドイツ本社とNASから受けたノウハウとサポートは我々の心に強く残りました。」