d&bのパワーCurve Barにてバンコク様式と融合する
シンガポールのSt. James Power Stationを訪れると多くの人が衝撃をうけますが、バンコクに新しくできたCurve Barのオーナーも独創的な手法で同様のことを確認しました。「我々のお客さんは、高出力と高再現性のバランスがとれたサウンドシステムを要望されます。」 と説明を開始するのはM.I. Engineering Co. LtdのApichart Tumpong氏。同社は新しくそして活気に満ち溢れるこの場所へのオーディオ関係のニーズを一手に引き受けました。「Power Stationは非常に広大で多くのバーやラウンジで聴ける音は多種多様です。しかし、どこで聴いても一定な音が聴けるのは d&b audiotechnikのシステムを使用しているからだと思います。それと比べるとCurve Barは大きくはありませんがオーナーは新しいスペースの配置についても将来的な拡張を視野に入れておこなっています。つまり会場は進化しているということになります。」 Curve Barは現代的で清潔感がある明らかに高価な装飾、そして2層からなる窓と壁、もう一方は名前の由来にもなっているラウンドシェイプのバーにせり出す目を見張るようなモノクロームで描かれたガラスのディスプレイ壁等の様式が融合されていますが、 それだけではなく広々とした空間で寛いだり憩いのひと時を過ごせるようにもなっています。このような様式の融合は音楽にも反映されています。昼間はラウンジ音楽のBGM,夜はバンドの生演奏、DJ音楽がd&bのサウンドシステムを通じて再生されます。クラブは2つのエリアにより構成されています。メインエリアはQi7とB2サブウーファーで構成されるシステムを採用し、全て d&bのD12で駆動されています。一方のリラックスを提供するバーエリアはCi60とCiサブウーファーで構成されるシステムを採用し、全てd&bのD6アンプで駆動されています。 「入札が取れた後に施工に備えて音響に関しての準備に取り組まなくてはなりませんでした。」Apichart氏は続けます。「ガラスの壁、その他ガラス製の装飾品を避けるのは設置したd&bのQiラウドスピーカーシステムによる正確な指向制御によって楽に行えました。しかしQiとB2サブウーファーが生み出す音の振動によってガラスのパネルが落ちないように確実に取り付けられているかをチェックしなければなりませんでした。強いて挙げればそれ位しかない非常に簡単なシステムデザインでした。これはシンガポールにあるd&bアジアオフィスと協力してカバーされていない場所などを特定することで行ったという感じです。我々はd&bのラウドスピーカーとアンプの中から7機種を使用することにしましたが、この幅広い製品はどれもd&b独特のハイファイサウンドを持ちながら非常に簡潔な設計と設置が行えました。」 この会場は、ほぼ毎晩稼働していますが、非常に混雑し、活況を呈しているためオーナーは既にシステムの拡張と同時に収容人員の拡大とヘッドルームの向上を検討しています。「オーナーはシステムについて非常に満足されていますが、恐らくそう遠くない将来に機器の追加を行って、新しいリスニングゾーンを作ることになりそうです。」とApichart氏。 恐らくCurve Barは最強となる運命にあるのではないでしょうか?