d&bのおかげでRocco Forteはネバー・ブルー。
欧州の洗練さと中東スタイルの融合をめざし、Rocco Forte Hotel Abu Dhabiはこれら2種類の文化の調和を達成しました。「ディテールへの配慮を最優先している。今私たちがいるアトリウムは、あたかも6階のレストランやカクテルラウンジ『Blue Bar』に吊り下がっているかのようだ。これはガラス製のタワーパレスの中に浮かぶプラットフォームであり、このようなことはあり得ないと思わせている。これには洗練されたサウンドのおかげ」とF&Bホテルでマネージャーを務めるTristan Dechelette氏は述べています。 Dechelette氏はなぜこのようなことを言うのでしょうか?11階ではアトリウムのボリュームが非常に大きく、さらにこの三角形の垂直空間の2側面を成すガラスの壁が、高い反響環境を作っています。「幸いなことに、Dechelette氏はpro audioに携わった経験を持っている。このような環境用として彼がこのオーディオ設備設置の案件を持ちかけてきたとき、彼は自らの経験からd&b audiotechnikシステムの品質が優れていることを知っていた。我々は統合製品である新d&b Whiteレンジに属するラウドスピーカー数種を、彼とホテル経営陣に紹介した。そしてこれがターニングポイントとなった。キャビネットのエレガントさとスタイリッシュさを組み合わせたd&bの明瞭性がWhiteレンジを理想的な製品としている。あとは、これらの高いガラス壁に気を取られることなくリスナーを引きつけるようなタイトなデザインだけが必要となる」とLightbox Professionalドバイ支社のChadi el Masriマネージャーは述べています。 同ホテルは、必要に応じてプライベート向けとしても「Blue Bar」を活用できることを希望しました。「このため、シンプルなd&b xS-Series 4Sラウドスピーカーをうまくカバーし、特別なイベントでより高いサウンドレベルが要求される場合にはより大きめの8Sキャビネットを設置することもできる。ここでの鍵は、パターンコントロールと配置にある。ベストなポジションの計算は誰にでもできるが、ラウドスピーカーキャビネットが発行データどおりの仕様を満たさなくなると問題が生じる。8Sで使用されているより大きめの低域ドライバーによってレスポンスは4Sの130 Hzから70 Hzまで落ちる。100°という円錐状の指向角度を保ちながらもより温かいサウンドが加えられるため、このように音響的に不安定な環境でも生き生きとしたサウンドが実現する。」 Lightbox 社は、工事スケジュールが厳しくなると直接ドイツから機器を送りました。「到着1ヶ月の間に即刻設置され、試運転が実施された」とel Masri氏は述べています。またDechelette氏は、「我々ホテル側としては、このプロジェクトへの対応方法に最も満足している。我々側では、無駄なデモンストレーションで時間を棒に振ることなかったし、Lightboxは建築家のプランをよく研究し、何が必要かをよく分析していた。我々は、お客様に高級体験をお届けすることができるようになったことを非常に喜んでいる。現在はホテル内の他のロケーション用として新たな問い合わせをLightboxに行なっているところ」と述べています。