壮麗なゴシック建築内の放送局で存在感を示すd&bシステム
15世紀中頃に建てられたルーヴェン市庁舎は、後記ゴシック建築の傑作で、数多くの素晴らしい中世の建造物を誇るベルギーにおいても、とりわけ見事なもので、装飾がほどこされた尖塔がそびえ、柱の間には19世紀に236体もの彫像が加えられている。
この古風な建造物を目にする人には、この中に21世紀のラジオ局があるとは想像できないだろう。しかし実際に、ここにオランダ語公共放送局のRadio 2スタジオがあるのだ。なぜなのだろうか。
これについて、Amptec社のプロ/劇場用オーディオシステム販売部長のFrank Geerts氏は、説明し、「フラマン語放送局のVRTが、数年前に、ルーヴェン市庁舎の中に、Radiohuisまたは単にRと呼ばれる、完全な放送施設を設置することを決定しました。このRadiohuisの施設としては、主としてRadio 2のVlaams-BrabantとBrusselが使用するスタジオ、編集ルーム、会議施設、およびR-Caféがあります。そこの、生放送や、イベント、コンサート、そしてRadio 2、Klara、MNMといったVRTラジオ局の公共放送のためのスペースに、私たちは、d&b audiotechnikのスピーカー・システムを設置しました」と語った。
最初の計画では、 Ci7-TOPスピーカー、E15X-SUB、およびE12を組み合わせることになっていたが、見直す必要があった、これについてGeerts氏は、説明し、
「その部屋は、生放送用にはかなり大きなもので、見学者を、着席なら50人ほど、立ち見なら100人くらいまで収容でき、固定されたステージと、必要に応じてスペースをつくれる移動式プラットホームが装備されています」と語り、さらに、
「私たちは、音響特性の詳細な調査を行い、生放送中のフィードバックを避けるために、追加のスピーカーとして、 xSシリーズの5Sと4Sを取り付けることにしました。これらのスピーカーによって、移動式のステージや、固定した柱や階段などの障害物から生じる問題を克服し、全体的に均一なカバレッジを確保ことができました。またシステム全体のために、中央ラックにd&b D6アンプを据え付けました。サウンド・エンジニアは、システム全体の制御を、Wi-Fiを通じてd&b audiotechnikのR1遠隔操作ソフトウェアで行うこともできます」と語った。
去年オープンされたR-Caféが、Radio 2の土曜日朝の「En nu serieus」や水曜の「Muziekcafé」といった生放送番組のために、定期的に利用されている。
「R-Caféは、ラジオ番組をより身近に感じていただくことにも役立っています。ここを訪れるリスナーの皆さんに、Jelle en Clara Cleymans、Brahim、 Martine De Kok、De Romeosといった最も人気のあるローカル・アーチストたちの演奏を、最高級オーディオシステムの、素晴らしいセッティングで、心ゆくまで堪能していただくことができます」 - これ以上のことがあるだろうか?