Frankston Art Centre d&b audiotechnikとアップグレード
近年急速な発展を遂げているメルボルンに一際目立つ存在であるFrankston アートセンターがあります。オーストラリアで評価の高い建築家Daryl Jackson氏による設計の同センターは、オーストラリアの主要都市にある同様なホールの中でも最も大きなホールの中の一つになります。このホールの主な目的は、地元の企業の発展やダンススクール、学生によるイベントの開催などに貢献するための芸術文化ホールです。そしてホールはワンクラス上のレベルを使用者に提供するために世界レベルに通用するラウドスピーカーの採用を決定しました。以前のシステムは1995年の開館以来、地元のメーカーが設計と製造を行ったシステムでしたが、改修の必要性が生じた時にホールの音響技術者であると同時に長きに渡ってd&b audiotechnikシステムのファンでもあるBen Thompson氏は新しいシステムを納入したOptim Audio社のSimon Moran氏に相談を持ちかけました。 システムはL,C,Rのクラスター配置をメインシステムとしています。各クラスターはCi60とCi90ラウドスピーカーを垂直にアレイする構成になっています。そしてバルコニー席から上向きにE3、アンダーバルコニー用にE0のディレイスピーカーとフロントフィル用にもE0が配置されています。低域の増強用にはCi7サブウーファーが採用されています。これら全てのシステムはd&b E-PACアンプで駆動されd&bリモートネットワークから制御と監視が行えるようになっています。これらに使用するd&b R1リモートコントロールソフトウェアは、オーストラリア及びニュージーランドの総輸入販売元であるNational Audio Systems社のShane Bailey氏とd&b本社のトレーニング・アプリケーションサポートのStefan Goetz によって作成されました。 「私はここの音響システムがオーストラリアの中でも最も音が良いホールだということと、初めてd&bシステムをプロセニアムに設置したホールであると思います。実際に設置後は音響システムに対する評判が非常に高くd&bシステムだけが良いということではなくカントリーのAdam Brand からロックのJon Stevens、オーストラリアでも非常に好まれているオペラのDavid Hobsonまで何でもこなせるホールだということが良く分かりました。そしてそれだけではなく地元の人々に最新のサウンドシステムを使用する機会をも供給できるようになっています。」とBen Thomson氏が教えてくれます。