d&bカクテルで長く、ゆったりと、そして心地よく
暗く、そしてクールな空間。メルボルンのCllins通りのGeoges Buildingの地下にあるLong Roomは、市内で働く人々が、仕事を終えてから立ち寄って、リフレッシュして、家路につく前に気合いをいれる。そういったような人々が集うオシャレな場所です。非常に長いサンドストーンで作られたバーカウンター、レザー張りのソファー、カーテンで仕切られた個室そして優れたワインを集めたワインリスト。それだけではなく音楽も拘りがあります。「以前バーのオーナーと何件か一緒に仕事をしたことがあります。」と語るのは、このLon Roomの音響システムの設計と設置を行ったLSDプロダクション社のAdam Nevzat氏です。「いままで同様のシステムを既に6~7カ所の場所で設置したことがあり、今はもう離れることができないと言っても過言ではないと思います。」 Long Roomは夕方から営業を開始するラウンジバーであって、ダンスクラブではありませんが、音楽も含めた全てにおいて最高を追及しています。「店の人たちは、お客さんに“システム”を聴かせたいと思っていました。」とNevzat氏。「極端な言い方ですが、蚊が数匹周りを飛んでいるかのようなイライラするような音では無く、当然それを良く聴かせたいと思っていました。これは大きな音を出しながら、そこにいる人たちが叫ぶことなく普通に会話ができる必要があったので、我々にとって非常に挑戦しがいのある課題でした。」 LSD プロダクション社も、他の人々と同じように、このような業種の顧客のニーズを満たすため将来性を見据えながら最先端をいく音響製品から選定しました。今回は最初にドイツのd&b audiotechnikの設備用ラウドスピーカーCi80を採用することが決まりました。「ここオーストラリアでは、この3年間に非常に良く知られるようになっていたのでd&bシステムについては、既に知っていました。オーストラリアの総輸入発売元のナショナルオーディオシステム社が事前にCi80のデモを行ってくれ、その時にこのボックスがLong Roomのような場所での使用に最適であると思いました。」 「この空間には750~800名の人が入り、天井高は3.5メートルあります。そして地下である性質上全ての壁は堅い材質ですが、全て布で覆われていますので音響的な環境は悪くはありません。フルレンジのCi80の円錐状の85°の広い指向性は最適と言えます。さらに低域拡張用にd&bのE12サブウーファーをいくつか設置してあります。2007年3月末に完成しましたが、音は最高です。我々のお客様もお店のお客様も大変気に入っていただいているということです。そして、この完成から1ヶ月後より我々は既にd&bを入れる3つめの物件の仕事を開始しています。」