d&bとモントリオールのテアトル・デュ・リドー・ヴェールが新たなミレニアムに歴史を刻むわずか

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426座席という小さなテアトル・デュ・リドー・ヴェールですが、ここは、モントリオールに欠かせない文化的景観となっています。1949年にオープンしたこの劇場は、カナダで最古の常時フランス語を使用する劇場となっています。ここでテクニカルディレクターを務めるGuy-Alexander Morand氏は、「この劇場で5年間に渡って、30以上の作品を手掛け、非常に充実していました。テアトル・デュ・リドー・ヴェールは有名な女優、イヴェット・ブランダム―ルによって設立されました。彼女はここの目標をアーティストたちに活動の場を提供すること、現地のフランス語による脚本家を支援すること、そして社会の中で芸術に触れる場を万人に提供することとしています。」と述べています。このテアトル・デュ・リドー・ヴェールでは最近1991年以来という大規模な改築工事が実施されました。劇場は、美観的な改装だけでなくサウンドシステムを一掃する等、技術的なリニューアルも行なわれました。Morand氏はさらに、「劇場としての立場から、21世紀に入り、我々の技術的水平線を広げるときが来たということは承知していました。今は、新たな技術を取り入れたことで、我々のショーの中で音響を1つの道具として使いこなせるような方法を模索しているところです。例えば、自動車を運転しているところをリアルに模倣したり、必要に応じて真の静寂というものを取り入れるといったことを実現させたいと思っています。想像を満たして、パフォーマー、スタッフ、そして観客の演劇体験の全てをより向上させることが大切であると考えています。」とも述べています。このように劇場特有のニーズに対応するため、テアトル・デュ・リドー・ヴェールはTrizart Alliance社のMathieu Guilbault氏にシステム設計を依頼しました。Trizart Alliance社はカナダやアメリカを活動の場としながら、1987年から劇場や競技場の設計やショーコンサルタント業務を提供しています。ここで要求されているダイナミックなサウンドを生成するため、Gibault氏は自らのアプローチによってクリエイティブさを増しました。「ホームシアターシステムのように、いたる所からサウンドが来るシステムをリアルな劇場スペースでも取り入れ、かつ簡単に使えることを維持できるものというアプローチを取りました。多くのオーディオ業者ではリギングオプションが既に定義、そして制限されていた。我々のケースではラウドスピーカーを吊り下げるときには顧客仕様のブラケットが必要であり、柔軟性が要求されることから、d&b audiotechnikがこの設計に抜擢されました。」と彼は述べています。テアトル・デュ・リドー・ヴェールの新たなサウンドシステムにはホワイトレンジのxS-Seriesが採用されました。これはd&bが固定設備の常設用として提供している製品です。小さな会場ではありますが、どのショーでも多数の音響キューが必要となることから、このスペースには10S、10S-D、12S-D、5Sラウドスピーカー、18S-SUBを混ぜて設置しています。これによって正確なパターンコントロールが実現しています。多数のアンプチャンネルはバルコニーおよびサラウンドスピーカーを独立してコントロールできるシステムとして使用されています。さらに多数のリギングハードウェアがカスタムパッケージに含まれています。このプロジェクトにシステムインテグレーターとして参加したLe Diplomate社のGilles Cote副社長は、「d&bと一緒に仕事をするのはこれが初めてでした。」と述べています。同社は長年にわたってサウンド・照明機器、そしてビデオ機器のレンタル業務に携わっていますが、販売業務に関してはまだあまり経験がありません。同氏は、「顧客のニーズだけでなく、メーカーであるd&b audiotechnikについてよく勉強することがLe Diplomate社にとっては重要でした。設置、ケーブル敷設、システムの通電テスト、劇場スタッフのトレーニング、そしてシステムの受領検査までには10日というわずかな期間しかありませんでした。d&bカナダ総括マネージャーであるFrancois Corbin、そしてd&bカナダのスタッフの協力を得て、これらの課題の全てを比較的容易に達成し、システムのポテンシャルを最大化させることができたと思います。ここで達成されたサウンドの品質には誰もが満足しています。そしてd&bはテアトル・デュ・リドー・ヴェールにとってベストな投資であったと誰もが喜んでいます。またd&bと一緒に仕事できることを今から心待ちにしています。」と述べています。

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