デンマークのRoskilde音楽祭でd&bのJ、Q、C4が活躍。
1971年から毎年恒例となっている、世界で一番とは言わないまでも、ヨーロッパで最も大きな音楽祭の一つに、多くの音楽ファンが大挙してデンマークの街Roskildeにやって来ます。今年は9万人弱のファンは、テントに集まり、世界中から集まった170ものバンドを聴くために街へと押し寄せました。有名なバンド、例えばArctic Monkeys、 Kaiser Chiefs、Bob Dylan、Morriseyや若手の将来有望なアーチスト達が一緒に5日間に渡って演奏しました。その音楽祭の全域は、およそ125万平方メートルの広さに及びました。 7つの各ステージは、それぞれ舞台の大きさや集客数が異なり、特化した音楽専門ジャンル、例えばヘビーメタル、ヒップホップ、エレクトロニックやロック等を含む特定の音楽の趣向を満喫する機会を音楽愛好家達に与えました。各7つのステージには独自のサウンドシステムが用意されて、d&b audiotechnikサウンドステムは少なからず7つの会場の内3つと ”Chill Out(休憩所)”エリアを加えた会場に使用されました。 エレクトロニック音楽を主体としたMetropoleステージでは、様々なd&b機器が使用されました。例えばターンテーブルから繰り出すループとビートでエキサイティングな構成を作り出すフランスのBirdy Nam Nam、ダンス、ハウス、ソウルとヒップホップのHappy Mondays、80年代のシンセポップとイタリアンディスコを用いてハウスミュージックを作り出すSteve AngelloとSebastian Ingrossoと言ったアーティストのために、J8、J12、 Jサブウーファー、Q7、そしてQ1で構成されるPAシステムが用意されました。彼らとその他の多くのバンドは、 d&bシステムでしっかりと彼らのペースに観客を乗せました。夕方には、Metropoleが色々なDJによりファンを楽しませるディスコ会場に様変わりました。そこでは、メインシステムのQ1とQ7にMAX15をサラウンドサウンド用に追加して観客を楽しませました。 Roskilde Pavilionは7つのステージで最も小さな舞台の1つで、主に新らしいグループで売り出し中のDirty Garageロック(d&bもガレージで創業した為他人事とは思えません。)に特化しているMy Midnight CreepsやダイナミックメタルコアバンドBursts等が使用しました。ここでのPAシステム構成は、d&b audiotechnikのQ-Seriesラウドスピーカーと一緒にJサブウーファーが使用されました。 この8年間の中で、ステージセッティングを必要としない休憩イベントとして、”土曜日のレース”と呼ばれる慣習が誕生し、人によっては音楽より少々面白いかもしれません。およそ男女各10人のランナーは、次年度の音楽祭チケットために競います。勝者は、ラジオビルの周りを3周する一番の人です。だから何?と思われるかも知れません。しかし、問題は全てのランナーが全裸でなければならないのです!しかし、ショーは全裸かどうかに関わらず予定通り進行されます。本題に戻しましょう。 Odeonステージは、この音楽祭でのロックの拠点です。そこではd&bのラウドスピーカーC-Seriesが使用され、各アーチスト達のヘビーなファンをうならせるための絶好の機会を与える事が出来ました。最上のインディーズポップを演奏した忘れがたいバンド名を持つ、Death Cab for Cutie、一方鮮血のデススラッシュメタルの HatespherehaがPAシステムの潜在性能を余すことなく引き出しました。 そして、ラウドミュージックファンや裸のランナーで溢れかえったときは、C4サウンドシステムにより、低レベルで落ち着いたリラックスさせる音楽を提供しているBARとして知られる”Chill Out”ラウンジで過す事が出来ます。イベントは、非営利的団体の組織であるRoskilde財団によって運営されています。そして、それは人道的で文化的な目的のためにその音楽祭からの収入で運営されます。上述のPA装置は、デンマークの主要プロオーディオ会社3社、Duch Sound、Nordic、Conproによって供給され設置されました。