ルイス・キャパルディのファンがビートを聞き逃さないようにd&b KSLが活躍。
スコットランドのシンガーソングライター、ルイス・キャパルディは絶好調のスーパースターです。カパルディは、デビューアルバムをリリースする前にアリーナツアーを発表し、完売させた初のアーティストとして歴史を築きました。ショーはほぼ瞬時(1秒以内)にソールドアウトとなり、カパルディは2020年3月に各地のヘッドラインショーで25万人以上の人々を前に演奏。
大ブレークしたこの一連のコンサートのために、そしてキャパルディのようなサウンドと音声のクオリティーを最重視するアーティストとの仕事にあたって、サウンドクルーはd&b audiotechnikのサウンドリインフォースメント製品とテクノロジーに白羽の矢を立てました。
「私はこのシステムを、ショーの忠実性や音調を損なうことなく、そしてルイスの声が騒々しくも熱狂的なオーディエンスの上にうまく落ち着くように彼の声をクリアで明瞭、パワフル、そして十分に大きくするために用いています」と、ルイス・キャパルディのツアーでFOHハウスエンジニアを務めるAndy Bush氏は言います。
「ルイスの声はとてもダイナミックで周波数範囲が広いので、彼がどのように話しているかに関わらず、彼の言葉が常に正確に聞こえることが大切です」とBush氏は付け加えます。「ファンにとって、ショーの大きな魅力は、曲の合間に冗談を言ったりお喋りしたりと、ルイスのオンラインでのペルソナがライブで広がっていくのを体験することです。ディテールと明瞭さはとても重要であり、KSLはこうした基準を難なく満たすので、会場全体で精度を確保し、コントロールすることが可能になります」
d&bのKSLシステムは、画期的なビッグラインアレイであるGSLの弟分ですが、用途が広く、そこに妥協はありません。KSLは、手頃なサイズとパフォーマンスのパッケージで、全帯域指向性、拡張LF応答、高度なリギングオプションといったSpecial Loudspeaker (SL) のすべての顕著なメリットを市場に届けています。
KSLは、移動式または固定式、あるいは大規模なアリーナ、スタジアム、フェスティバルから、クラブ、劇場、礼拝堂、舞台芸術ホールといった中規模の活用まで、あらゆるジャンルでのサウンドリインフォースメントのニーズに対応するように設計されています。KSLシステムでは様々な技術が組み合わされており、全帯域幅の一貫した指向性パターン制御を実現できます。すべてのSL-Seriesラウドスピーカーは、2ウェイアクティブ設計を用いて構築されています。カーディオイド技術とドライバー/ポートレイアウトを用いた低周波数ジオメトリを特徴とし、高効率ミッドレンジホーンおよび導波管に取り付けられた高周波ドライバーの同軸配置と完全に一致する指向性を生成します。
「観客の反応は毎晩素晴らしかったです。KSLシステムは使っていて本当に快適です。すべてのショーを楽しみにしていますよ。これはおそらくルイスと一緒に行ったツアーの中では一番気に入っているものですが、実装している機材によるところが大きいですね」とBush氏は付け加えます。「d&bのシステムは私がやるべきことを実行し、ミックスで何が起こっているかを正確に反映する、ということをいつも当てにできます。このシステムは、ミックスの状況を正確に反映するので、チームはよりクリエイティブに、ディテールに焦点を絞って仕事をすることができます。今後のすべてのツアーでKSLを使いたいですね」