メタルバンドSlayerとd&bの奇妙な同盟関係。

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一晩に5つものバンド演奏をこなすというのはただでさえ大変な仕事です。しかも、それが暗黒のヘビーメタルバンドが5つもが出てくるとなれば、システムに求められる音量について想像してしまうのではないでしょうか?しかし、それは音圧だけではありません。「何日かは、午後三時に会場しなければなりません。」とヘッドライナーのSlayerのサウンドマンTim Quinby氏が言いました。「しかし、実際がどうだったかと言えばには、我々のシステムは吊り上がるまで非常に早く、クルーは本格的なアリーナ片側の吊り上げにかかっても20分だったので、常に午後の時間を回線チェックに当てることができました。正直、私が見てきたPAの中で一番早いセットアップでした。」 The Unholy Allianceツアーは、最近、米国からヨーロッパへ移動しましたが、音響サービス会社であるEighth Day Soundは、そのツアー全体をパッケージとして機材を全て帯同させることに決定していました。「このシステムを使用するに至る経緯は面白いものでした。」とQuinby氏。「初めにマネージメントからこのツアーの打診があったとき、私は別なシステムを依頼していました。ちょうどそのころEighth Day Soundは、 d&b audiotechnikの新製品、J-Seriesシステムを購入したばかりで、彼らは私に、彼らの所に来てそのシステムをみてほしいと言われました。そして私のためにシステムをセットアップしてくれました。私がOKを出し、バラしてトラックに積んで欲しいと言うまでには、約2分程度の時間で充分でした。真先に私が衝撃を受けたのは最高にクリアな音とそのパワーの凄さの2つのことです。そしてそれは期待を裏切ることなく、しかも余裕を持っています。」 Quinby氏は、Mastodon、Lamb of God、Thine Eyes Bleed、Children of Bodomといったバンドの共演は開演から大音量であり、ショーが進むにつれその音量も増して行くことを否定しません。「最初のバンドが、ステージに上がった時は103/104dBA(slow)位で、私がミックスを始める頃には110前後をピークに約107dBAでした。私が作業をするには若干うるさ過ぎます。105位が私にはちょうど良いのです。しかし実際は私がシステムを抑えつけるところを誰も見ることはありません。例えそのレベルに至っても私にはまだ余裕があり、 Eighth Day Soundで聴いたときのあの明瞭感は何にも失われていません。SUBだけではなく中/低域もすばらしいパンチです。本当にパワフルなサウンドで、このタイプの音楽には本当にぴったりと合います。」 Quinby氏は、システムに惚れ込み、ヨーロッパツアーへも使用する要望を出してヨーロッパへ向かいました。「ヨーロッパに着いたとき、 SlayerのマネージャーRick Sales氏が来て、「凄くいい音じゃないか。これは米国で使用していたシステムと違うのか?」と言われましたが、事実はEighth Day Soundが同じ機材で回れるようにヨーロッパ向けに提供してくれたもので同じ物です。彼らの仕事は皆なを満足させてくれました。その点から言えばEighth Day Soundには心からの感謝を伝えたい。この6月に米国でツアーをスタートさせてから今まで何の問題も起きていませんし、重量やリギング、機構的な問題も全く起こっていません。これ以上言うことはありません。私はこのシステムが大好きです。クルーたちもこのシステムが大好きです。そしてバンドも信じられない位喜んでいます。」

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