d&b En-Scene.

d&b En-Sceneは、音源ベースの信号管理を行うSoundscapeのソフトウェアモジュールです。インプットされる全ての「サウンドオブジェクト」をポジショニングする機能が、DS100のベースとなるマトリックス機能をさらに拡張します。最大64個の「サウンドオブジェクト」を個別にポジショニングしたり動かしたりできることに加え、スピーカーの位置と、割り当てられた機能グループに基づき、最大64個のスピーカーに対してアルゴリズムベースの制御を行うことができます。各スピーカーのポジショニングには、マトリックスアウトプットが1つ必要です。En-Sceneに用いるスピーカーの位置は、同時に静的マトリックスでも使用することができます。なお、これらは全てd&bワークフローのArrayCalc及びR1で設定し、制御することができます。

また、En-SceneはOSC通信で制御することもできます。れにより、適切なプラグインを使い、音響ソフトウェアやショーコントロールに、又は直接ミキシングコンソールへ統合していくことができます。En-SceneがDS100にインストールされている場合、ユーザーはDS100の64個のインプットチャンネルのうち、どれを音源ベース用に使い、どれを静的マトリックス機能に使うかを自由に選ぶことができます。これら2つの操作モードはDS100で同時に使用できます。

d&b En-Sceneスピーカーシステムの特性。

En-Sceneアウトプット

En-Sceneでは、最大64個のラウドスピーカーアウトプットをポジショニングすることができます。各スピーカーのポジショニングには、マトリックスアウトプットが1つ必要です。En-Sceneに用いるラウドスピーカーの位置は、同時に静的マトリックスでも使用することができます。

ラウドスピーカーグループモード

En-Sceneには、システムにおけるそれぞれの役割のアルゴリズムを最適化するため、様々なスピーカーグループモードがあります。