d&b Array verification

d&bはユーザーと現代のPAシステムにおいて彼らが日々直面する課題に耳を傾けることで、d&b Workflowをさらに効率の良いものにする方法を常に探索しています。そんな姿勢が、d&b独自であり特許取得のソリューション、"d&b Array verification"を誕生させました。

d&bはラインアレイをリギングする際に、しばしば発生する配線のミスを素早く検出可能なd&b Array verificationを開発しました。

d&bの R1リモートコントロールソフトウェアに統合されているアレイ検証は、d&b のアンプD20D8010D30D で駆動されるアレイ内にあるラウドスピーカーの物理的な位置を自動的に認識します。それから、アレイの現状をd&bArrayCalcソフトウェアで定義された設定と比較します。

アレイ検証を使えば、ラインおよびサブウーファーアレイでの配線トラブルなどを簡単に検出し、エラーを見つけるために費やしていた時間を節約することができます。この機能ではスピーカーが正しく配線され、機能していることだけではなく、各アンプチャネルがアレイの正しいエレメントにサウンドを流していることを確認できます。

d&bシステムチェック手順の一つです。

アレイ検証はアンプとラウドスピーカー、そしてd&b リモートネットワークが全て接続された後に実行されます。アレイ検証はR1リモートコントロールソフトウェアのシステムチェック手順の一部です。

システムチェックはネットワーク内にあるアンプ全てに接続されているスピーカーの高周波数と低周波数でインピーダンスを測定します。このデータが表として生成され、これをショーの後など、現行のシステムステータスと後日比較できるように保存します。システムチェックによりユーザーはドライバーの破損が無いか、全てが適切に接続されているか、などを検出することができます。追加的にアレイ検証では、アレイ上のラウドスピーカーが正しいアンプのチャネルに接続されているかを確認することができます。

アレイ検証の機能方法

アレイ検証はアレイ上のラウドスピーカーをマイクとして使用します。1つのスピーカが低周波テスト信号を発し、他のすべてのスピーカはこれを受信しアンプチャネルに送信し、一連の測定(アレイ内のスピーカごとに1回)を実行します。アレイ検証には特別なハードウェアや接続は必要ありません。これはアンプアウトプット段階での電流測定回路を使用します。

一つのラウドスピーカーがテスト信号を送信すると、その横のラウドスピーカーは最も強い信号を検出します。離れるにしたがって、信号は弱くなります。このプロセスが終了し、全てのラウドスピーカーが点検されると、結果が各ラウドスピーカーの真横のスピーカーを示すマトリクスで表示されます。例えば2つのラウドスピーカーのケーブルが取り違えられている場合、アレイ検証アルゴリズムがこの偏差を検出、分析し、R1ビューで取り違えられているチャンネルを示します。

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