Quadriumの市民ホールとCrestron。

ヴェルナウの市民ホールは会議センターQuadriumの一部です。ヴェルナウ市民ホールは広さ540m²を2つのホールに分けることもできる多目的施設です。

イベントの内容

このホールでは会議、コンフェランス、結婚式、芝居、音楽イベントなど多種多様なイベントが開催されます。こんな多目的会場には、高音質で均一な、明瞭度の高いスピーチを提供できる、そして、音楽イベントのために十分な出力リザーブがある柔軟性に富んだ革新的なPAシステムが求められました。

課題

他社コントロールシステムに新しいラウドスピーカーとアンプを統合

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メディア制御システムの要件

こんな多目的会場には、均一で、明瞭なスピーチを提供できると同時に、音楽イベントのために十分な出力リザーブがある柔軟性に富んだ革新的なPAシステムが求められました。また、統合という課題だけではなく、ハウリング発生の可能性を極力抑えながら、客席エリア全体で同等のSPLを提供できる指向性の高いラウドスピーカーシステムという点が選択プロセスの重要なポイントになりました。

また、このシステムはカーテンや照明の操作、個々のオーディオ設定の選択など、システム全体を中央メディアコントロールインターフェイスで簡単に操作できるものでなければなりません。

そして、PAシステムは緊急時にメインシステムからの音を消すことができるように、EVACシステムに接続されなければなりません。さらに、専属技術者が複数の異なるシステムを習得する必要がないように、操作は一つの点で一括してできるものでなければなりませんでした。

とても嬉しい結果になりました。d&bは市場で最も定評の高いメーカーです。新しい機器の導入で、ゲストの技術者が自らの機器をセットアップする必要がないように様々な要件をクリアすることができました。これで時間も、コストも節約することができます。これほど効果的な結果をもたらしてくれる技術を他に見つけることはできませんでした。客席の後ろのほうでもスピーチがとても明瞭だったと既にお褒めの言葉を頂いています。サウンドはとにかく極めて高品質です。自分達でも違いは感じていますし、実際これを使用する外部の技術者からもポジティブなフィードバックを受けています。異なるイベントにシステムを合わせることも簡単です。無線のタッチスクリーンを使って、室内のどこからでもボタン一つで切り替えることが可能なんです。ペーター・デングラー、現場技術責任者

オーディオソリューション

オーディエンス全体に均一したSPLでサウンドを届けることは異なる環境での要件を満たすためにも非常に重要なものです。d&b ArrayProcessingを使えばこんな課題をこなすことができます。

メディア制御システムの統合

  • 3台の遠隔操作用タッチスクリーンで室内の機器を操作(制御室に1台、メインホールに一台、そして無線スクリーンをメインホールに一台)
  • 調光システムに接続されているホール内の照明(シャンデリア、天井スポットライト)は、照明デスクまたはメディア制御システムで操作可能
  • 個別のオフセットや、青色光、アクセスライトのためのスイッチコンタクト
  • PAシステムの操作

パワー、ミュート、異なるサウンド効果に合わせた4種類のアンププリセット

  • ホールが分割された場合、または一つのホールで使用される場合、ボックスシートの有/無など
  • サウンドコンソール操作モード
  • サウンドコンソール簡易操作モード(フルミックスのみ使用可能)
  • 技術未経験者用モード(サウンドコンソールなし、Crestronタッチスクリーンを使ったオーディオDSPのみ)
システム計画にはd&bワークフローを採用し、実装は簡単に行われました。d&bが提供するCrestron プラグインを使用し、ホール内の技術にPAシステムを統合するという課題を達成しました。Crestronメディア制御システムを活用し、アンプ機能をそれ以外のシステムと平行して一括制御、操作、監視ことが簡単に、効率的になりました。トム・ウルブリヒ(エンジニア)